2021.09.30
花をまとい 笑顔を咲かせる
〜その瞬間の美しさを残す「花美プロジェクト」〜
タネコ:
こんにちは。京都に住みながら、伊賀の魅力にハマってしまった、やじうまライター・南山城タネコです。
伊賀をドライブしていると、ハッとするような景色に出会うことも!
つい先日も、ゆるやかな棚田や遠くの稜線まで見える伊賀の風景にうっとりしてしまいました。
こんにちは。江戸っ子女子高生ライターのkumaです。
私はまだ伊賀には一回も行ったことがないのですが、まちづくりに興味があって伊賀のみなさんといっしょに情報発信のお手伝いをしています。
心はいつでも伊賀に空想旅行してるんですよ。
kuma:
タネコ:
ふだんは、花より団子派な私たちですが(笑)、
今回は「花美プロジェクト」について、インタビューさせていただきました♪
答えてくださったのは、花美プロジェクトの主催者である佐藤直美さんです。
佐藤さんは、伊賀の銀座通りのお花屋さん「フラワーブティックこさか」を経営されています。
一瞬の美しさを記憶に残す
タネコ:
ーはじめまして!伊賀の隣村のやじうまライター、タネコと、江戸っ子女子高生ライター、kumaです。
佐藤:
はじめまして、花美プロジェクトの佐藤直美です。
伊賀に住んでないお二人なんですね(笑)
タネコ:
ー伊賀の魅力にハマってるんです♡ いがぶらもチェックしてます!!
まず、大人気の「花美プロジェクト」って、どんなプロジェクトなんでしょうか?
佐藤:
空に打ち上がる花火ではなく、花に美しい、と書いて はなび と読みます。花火ともかけあわせているんです。
お花って生もので、一瞬で枯れてしまいますよね。
頭に花をつけるのも、数時間で終わってしまいます。
空に打ち上げる花火も一瞬で散るけれど美しい。
それとかけあわせて、一瞬の美しさを記憶に残すために写真をとる、というサービスをはじめたんです。
予約開始から14秒で満席に!!
タネコ:
わー!キレイ~って見とれてしまうイメージにぴったりなネーミングですね♪
伊賀の体験イベント「いがぶら」に参加されて、どんな反響ですか?
佐藤:
いがぶらの宣伝力はすごくて、いろんな方に、伊賀の人がこんなことをやっているんだ、と知ってもらうことができました。
いままではイタリア料理店さんとコラボしていたのですが、コロナの影響でできなくなったのもありまして。まだまだ自分たちの宣伝力がないのもあり、いがぶらさんの宣伝力をお借りしてみようと思って。
実は、自分がいがぶらの実行委員をやっているっていうのもあるんですが(笑)
タネコ:
ーそうなんですね!いがぶらの参加定員枠は、すぐに埋まってしまったと聞きましたが・・・
なんと、14秒で埋まってしまいました!!
それで一日増やしたところ、それもいっぱいになってしまいました!
県外からも応募がありましたね。いがぶらさんの宣伝力、すごいです♪
佐藤:
あなたが選ぶ1本の花からはじまる
タネコ:
ー参加するとどんな体験ができるんですか?
頭にお花をつける、というのは、どのようにやっているんでしょう?
佐藤:
お客さまには、頭につけたいお花を一本だけ選んでもらいます。あとはそれに合わせて私たちがアレンジしていきます。
花を生けるときには、鏡のないところでやるので、お客さまの中では、どうなるんだろうー?っていう、勝手な想像を楽しんでもらいます(笑)
あとは、写真家の方から、クールな感じかかわいらしいのか、どう撮られたいかを聞いてほしいということで、必ずお客さまに聞きますね。
佐藤:
かごに生けるのとは違うので、頭へのフィット感を考えたり、お顔が影にならないように気をつけたり。
あとは、その人のイメージに合わせてインスピレーションで生けていく。
実は、どうやって頭につけるか、というところには企業ヒミツがありまして・・・(笑)
来られた人へのお楽しみ、ということで!
心の底から華やいでいく体験
タネコ:
ー参加されたお客さまの反応はどんな感じですか??
佐藤:
まるでお花畑の中にいるみたい、って言われたことがありますね!
非日常な経験、というのを楽しんでもらえるみたいです。お花をつけた香りとか、見た目が全然変わるん
ですよね!
気持ちがすごく明るくなるみたいです。
佐藤:
プロモーションビデオを見ていただきたいんですが、最初、「わたしなんて」って遠慮してた年配の方も、頭にお花を生けると、かわいらしくて少女みたいにお顔が華やいでいったのが印象的でした。
気分が明るくなって、顔が明るくなるのが目に見えてわかりますね!
見ていてこちらも楽しくなっちゃいます。
タネコ:
ーおしゃれな年配の知り合いにプレゼントしたくなりました♪
プレゼントもできますか?
佐藤:
もちろんです!
それに、ふるさと納税という方法もありますよ!
ふるさと納税の寄付をすると、返礼品として、花美プロジェクトに参加できるんです。
現地の体験プログラムで伊賀に来てもらう、という企画は、伊賀市のほうからもとても喜ばれました。
タネコ:
ーふるさと納税で体験をプレゼント、というのは新しいサービスで人気が出そうですね!
ちなみに、興味本位でお聞きしますが、男性も参加できるのでしょうか?
佐藤:
髪の毛があればできます(笑)!
まだ参加された男性はいませんが、
ぜひやってみたいです!
タネコ:
ー夫にすすめてみようっと(笑)
ーカップルフォトとかできたらおしゃれですよね〜
kuma:
佐藤:
カップル、ご家族も大歓迎ですよ〜!
タネコ:
ーもとからお花が大好き、という方も、日頃はお花にはあまり縁がない方も、自分が変身しちゃう非日常を体験できる、というのはとても魅力的ですよね!!
カップルや家族の記念写真にしたり、特別な日に友人たちと集まって撮影してもらったり。
花美プロジェクトがもっと身近になったら素敵ですね〜。
七五三や成人式、結婚や還暦祝いにも
kuma:
ーそういえば、七五三が近いですがオススメのメニューなどはありますか?
佐藤:
「着物で花美」というプランがあります。
七五三や成人式で、花をつけて写真を撮影されると、また違った思い出になりますよ。
「着物で花美」以外にも、ハロウィンやクリスマスの時季にご来店するお客さんも多いです。
他にも、不定期で開催している「花とセラピー」では、お客さんの雰囲気、内面に合わせた色の花をプレゼントしています。
ーいいですね~。お店にはどんなお客さんが来ますか?
kuma:
佐藤:
40~50代の女性が多いです。
若い方にも1本からお花屋さんで花を買ってほしいと思っています。
伊賀の作家さんとコラボして作ってもらった一輪挿しも置いているのでぜひ。
でも、逆にコロナになったおかげで若い方が花を買いに来てくれるようになりました。
ずっと家にいなければならない生活が続いたので、お花で気分を華やかにしようとする方がたくさんいますね。
特に、黄色やオレンジの花が人気です。
kuma:
ーお花を見ると元気になれますよね!きっと成人式や結婚、還暦祝いなど人生の節目節目でその時の美しさを残していけるイベントになりそう。
ー最後に、、、旦那様と鎌倉に住んでいた時期があるそうですが、鎌倉と伊賀で違うところはありましたか?
佐藤:
やっぱり伊賀はすごく手厚いです。
市役所の人もそこまで手伝ってくれるんだ!
みたいな(笑)
人が温かくて、お節介なくらいよくしてくれます。
kuma:
ーへぇ〜、やっぱり早く伊賀に行かなやきゃ!
その時は「花美」したいです!
タネコ:
ーそのときは一緒にやろうね!